とらドラ! キャラクターソングアルバム

小説の感想もアニメの感想もゲームの感想も書かずにキャラソンアルバムの感想を最初に書くってどういうことでしょう。でも書く。つーかCDの感想って初めてだね。それくらいとらドラ!はキャラクターに思い入れがあってキャラソンにも期待してたのです。


1.フラスコレーション/大河・美乃梨・亜美
プレパレードと同じ曲調。ある意味最終回のテーマソングとして使って欲しい曲。
「どうせ ならさ ハッピーエンドで 終わりたいよ」


2.俺に出来る事/竜児
アニメ最終回一歩手前の告白シーンが浮かびます。まじーのキャラソンとか6年ぶりくらいに聞いたわ。
「会う事もない親父より そばにいる人を支え 続けたい」


3.I MY/大河
大河曲じゃなく釘宮曲になってしまってる所が残念。ツンデレ曲ではあるものの、大河曲とまでは言い切れない。


4.TANPOPO/三十路
このタイトルでこんな曲が来るとはまったく思いませんでした!とらドラP!の三十路EDみたいなのを想定していましたが、これは予想外に良かった。
「紅いバラを 買うなら貯金して タンポポでも摘んで来ればいい」


5.失恋サンバ/北村
いやもう大先生って感じの曲です。こんな男になりたい。
「失恋サンバ 失恋サンバ 笑うなら笑え」


6.フルスイング/みのりん
みのりんってとらドラ1心の中が難しいキャラクターで。どう料理してくるのか一番楽しみだったんですが、元気な面一点張りの曲で残念。


7.Yes!/あーみん
色々解釈の仕方ができて面白い曲ではあります。が、「大好きだよ」って歌詞は使って欲しくなかったかも。小説・アニメと一生懸命隠してきた所ですから。


8.ミラノ天国/泰子
無理に作らなくても良かったんじゃないかと。とらドラ!において夜の泰子って重要じゃないし。それよりも、子供っぽさとその裏に母性愛に溢れた泰子が見たかったです。


9.ホーリーナイト/大河・あーみん
クリパの挿入歌ですね。クリスマス曲として良い感じですね。


リミックス2曲については特にコメントはないです。
個人的にはメインヒロイン3人の曲がもう一歩、という所でした。メンズと三十路はすっごいキャラクター捉えてると思いました。


ただ、それだけとらドラ!という作品の女の子たちの内面が複雑だからなかなかどうして歌に起こすのが難しいのだろうかとも思います。


あと、主題歌たちが秀逸過ぎました。「バニラソルト」「オレンジ」「silky heart」と。とらドラ!のヒロインたちの心情をうまい所歌いこんであります。


三人って基本は「好きと言えない女の子」「自分がどうにかしなくちゃ」が軸にありつつも、

大河:好きな相手が親友のことを好きだから好きと言えない
みのりん:自分が好きな相手のことを親友が好きだから好きと言えない
あーみん:自分が好きな相手は自分をそういう対象として見てないから言えない。


とずれてるんだよね。みのりんとあーみんは似てるんだけど、みのりんは大河を最優先として自分の気持ちを殺す、あーみんは全てを上手く進めたいけど自分の気持ちも捨てきれない、という違いが。


みのりんは告白して想いを昇華させて。あーみんは(アニメ版のみ)竜児を問い質して想いを消化させる。そうして近づいた二人が、竜児のほっぺたを引っ張るという点に繋がっていくと思うんです。


今後の課題。みのりんのキャラソンとしてふさわしい曲を見つけること。
正直大河とあーみんまではどうにかなるかもしれないけど、みのりんがヒロインとして異質過ぎる…。


とりあえずキャラソンCDの感想はここまでー。あとはまた追々。