素自

会社行ってマナー研修一日受けて、夜は新人だけの飲み会という普通の一日。


書くこともないので、常々飲み会について思っていることを書きます。


「飲み会では」、言い換えれば「酒を飲めば」、素の自分・本当の自分が出ると言われてます。一般的に言われてることで、普通に受け入れられてることです。


酒を飲むと気が大きくなるとか何ちゃら言います。きっとあるんでしょうね。科学的にそういうものが。そこを信じたと前提して話を進めます。


酒を飲んで気が大きくなって、いつもは思っているだけで言えないようなことを言ったとします。よくある・よく聞く話でしょう?で、酒を飲むことが本当の自分を出すことに繋がる、と。


私はその考えについて否定的な立場にいます。本当の自分って何?と。飲酒という限定条件で発動する自分と、常に発動している自分。私は後者の方が本当の自分だと思います。アルコールってのは一種のドーピングなんだよなぁ、と。酒を飲んだ姿を本当の自分だと思うことは、ある意味本当の自分を否定しているとも思えます。


私にも当然、言いたいけど言えないこと等は沢山あります。しかし、それを言えない自分ってのも本当の自分だと思います。言いたいことを言う時に自分にかかるストレスと、それを言わないでいるストレスや言った後に得られる満足感などの感情。その両者を天秤にかけて前者が大きいから言わないという判断を下しているのは本当の自分です。その判断を鈍らせるのがアルコールなのだと思います。


と、何となく飲み会について否定的な意見を書いてみました。いや、飲み会自体を否定するわけじゃないんです。お酒飲んで気分を陽気に楽しむも良し、日ごろなかなかしないような話をするも良し。ただ、酒を飲んだ姿=本当の自分っていう考えに疑問を投げかけておきます。



とまぁお酒に弱くて、味覚的にもお酒が好きではない個人の見解でした。こんなこと考えてる人間が、飲み会の幹事何回かやったんですから、大学時代は本当に周りの人に恵まれてたんだなぁと思いました。取り留めのない話ですが、ここで終わります。