ちょこッとSister

今期終了アニメ感想第一弾。


「主人公のはるまはクリスマスプレゼントに子供の頃から欲しかった妹をもらった。」


とりあえずこれだけが先行しているので、はるまがダメっぽい人に聞こえてしまいます。実際の所は、はるまが小さい頃に、お母さんが流産・子供が産めない体になってしまったことがきっかけとしてあります。それも、はるまが一番にお願いしたのは、「落ち込んだお母さんが元気になること」であって、「妹ください」は二の次です。そこんとこ勘違いのないよう。


原作漫画も、アニメと平行して読みました。原作では順序がごちゃごちゃしていたのを、順序良く再構成してあります。漫画原作者雑破業先生が、アニメのシリーズ構成・脚本も担当されているから流れがきれいです。管理人さんとはるまの絡みを頭から書くことで、管理人さんがはるまに好意を持つことが滑らかに。また、アニメ前半に綾乃さんストーリーを集中させたので見やすく。原作だと、綾乃さんのことが解決しないまま他の事件挟んでたのでちょっと見づらかったのです。


原作にない、オリジナルシナリオとしては、第21話の「Let's 遊園地!」が秀逸。漫画ではほとんど触れられていない、安岡さんの過去が明らかになりました。そして泣き。


22話〜23話の流れにも泣き。ちょこが帰って来た時は共に泣き。これが最終回でもいいやー、と思ってたら、最終回でもやっぱり泣き。特にゆりぴょんから蓮木さんへのプレゼントにぼろ泣き。クリスマスって素敵ですね。


OP・ED主題歌は特に文句のつけどころもなく。最初は原作読んでなかったので、ED何じゃこら?と思ってましたが、後々その良さが分かってきました。


2クールでキレイにまとめてあったと思います。原作途中のアニメだから中途半端に終わることも心配しておりましたが、終盤はオリジナルエピソードを交えて綺麗に締めてあって大変良かったと思います。スタッフ・キャストの皆様ありがとうございました。あとは管理人さんとはるまの関係くらいか…。