エレメンタルジェレイド

最終回終わりました。一言で言いますと、「良い意味で普通のアニメを見た」という感じ。あくまで主観です。


そもそも原作めっちゃ好きだったので、アニメ化前から恐ろしく期待してたわけです。当然見る目も厳しかったりしたわけですが。


1.キャスト
何も文句ないです。石田彰さんのクーも、当初は過去の経験上合わないんじゃないかと思ってましたがバッチリでした。高橋美佳子さんのレンは新境地開拓の感。うえだゆうじさんはさすがの演技。水樹奈々さんは今まで見た中で一番合ってる気がします。鈴木菜穂子さんは初めてだったのですが、もうキーアで固定されました。他のキャストの皆様もみんなGJでしたー。


2.音楽
OP主題歌はファンタジーアクションものの王道って感じで。勢い強し。EDはごっそり考えられていて正にクーです。BGMは梶浦由記さん。割と音楽に特徴のある方ですが、ドンピシャハマってたと思います。原作ファンとしては音のない世界しか知らなかったのですが、見事に世界を作られていました。最終回EDはイメージソングの「everlasting song〜japanese edition」。プロローグDVDから見てた自分的にはお馴染みの曲で良い感じ。普通にTV見てた人でも、CMとかで流れてたし、BGM担当の梶浦由記さんのプロデュースなので印象深く聞けたんじゃないでしょうか?


3.ストーリー
かつて様々な作品のアニメ化が挑んで散った壁。それは26話(もしくは13話)の壁。原作が既に完結してるならまだ良いのですが、原作が途中だと途端に辛くなります。適度な所でまとめた作品・まとめきれなかった作品。エレメンタルジェレイドに関して言えば、早々に原作をなぞることを撤退。SS界で言えば「再構成物」に分類されるんでしょうか。これで原作の良さを殺してしまうと「同人作品」と罵られてしまうこともあります。ですが原作のキャラクターをしっかり掴み動かしてあるので、原作とは違っても非常にまとまった作品に。マイナ殺したのだけは納得してませんが番外編しか出てないキャラだししょうがないか…。レンのキャラが終盤違ったかもしれませんが、それはそれで。多分原作のキャラのまんま進めると、先述した「原作連載中アニメ」の悲劇に陥りかねません。だってまだ原作だとレン謎多すぎるしね…。


そんなこんなでエレメンタルジェレイドは非常に高いレベルでまとまっていた普通のアニメでした。普通ということは何らかに特別秀でていると言うことがないということですが、全体のレベルが高く、特定の項目が目立たなかったわけです。あーん終わっちまった。2回くらい録り逃したけど、最初からまたまとめて見たいと思います。そしてアニメのみ見た皆様は原作の方も一度目を通してもらえたらなと思ったり思わなかったり。話がまだ最後まで行ってないんで、完結してからでも良いのでー。


どこかの誰かへ。クーも言っていました。レンがレンだから好きなんですよ。胸の大小なんて飾りなんですよ、偉い人には(以下略