仮面ライダー響鬼

終わりましたね、とうとう。「響鬼、目がない!」とか「主人公大人だー」とか物議を醸し出した仮面ライダー響鬼もとうとう最終回。


最終回の感想。うーん、びみょー。先週見たはずなのに、「俺先週見逃した?」と思う展開。先週ファイナルバトルの途中だった気がするのに、一年後の世界。明日夢くんは突如医者目指してガリベン君になってるし。京介くんと明日夢くんが協力してひとみちゃん助けて、京介君が明日夢くんを認めたみたいなんですが、ちょっと唐突すぎ。明日夢くんは明日夢くんなりの鬼の道を歩き始めたという結末ですね。最後のヒビキさんの言ってることの意味が良くわかんなかったけど。


一年通しての感想。開始当初は、近年仮面ライダーと色を変えて、子供向け、むしろ全年齢向けとしての作品に期待大。人間的には完璧に近いヒビキさんと、まだ子供の明日夢くんの成長物語としてスタート。明日夢くんも悩んだりしながら徐々に成長していきました。


おかしくなったのは中盤、布施明キャラの登場あたりから。基本的に人間臭いキャラたちの非現実世界でのお話。そのバランスが良かったのですが、明らかにキャラが立ちすぎなキャラの登場。彼は二話のみのゲストだったのですが、さらにマンガっぽい京介くんの登場。彼らの登場までは、「こういう世界観だったらこういうお話になるんだろうな」というある種のリアリティがあったのですが、それが彼らの登場によってバランスが崩れた気がします。


今回の都合上、やたらと戦闘がシステマティックになって、鬼たちの命の危機とかはほとんど感じませんでした。「彼らだけでどうにかなるさ」とか言って全員出撃しない感じなので。戦闘よりストーリー重視だったので、これでも良かったと思います。


複線回収ほとんどできなかった気がします。ご想像にお任せします、今後もこの世界は終わらない、ということの表現かもしれませんが。魔化魍もいまいち分からなかったし。人間関係についても、きちんと決着がついたのはザンキとトドロキくらいでしょうか。他の友情・師弟・恋愛関係は宙ぶらりんなままっぽいです。


48話じゃ足りてない気がするなー。スタッフ・キャストの皆様、一年間お疲れ様でした。そのうちアフターストーリーとかお願いします(ぇ