破邪巨星Gダンガイオー

全部見ました。突っ込みどころがありすぎていい経験になりました。ネタばれ書きますのでご注意。


いい所と悪い所…いい所から書こう。


とりあえず地堂仁美可愛ぇー。ナデシコのリョーコをもっと暴力的で口を悪くした感じ。声優さん浅野真澄さんですが、今と感じがけっこう違います。ちょっと迫力出そうとして声作ってるからかな。最近はこういうキャラも自然に演技されてる感じがします。出番少ないのと、明らかに2番手ヒロイン役なのが残念。


いい所おしまい。こっからがメイン。


序盤は良かった。中盤も良かった。全てが終盤。風の噂では打ち切りだったらしいです。2クールの予定が1クールに。11話くらいから設定の口頭説明がやたら多くなってきます。ガンダムX然りウルトラマンネクサス然り。伏線回収に大忙し。


最終話がネタの宝庫です。エマとかネギまの最終回が微妙だったとかは足元にも及びません。


1.主人公の死んだ兄貴の脳を移植した敵ロボットの発言。「お前はもう死んでいる」。ちなみにCv神谷明氏です。


2.んでそれを倒すと新たな敵三体登場。ここで残り時間15分くらい。馬場に猪木に…あと一人だれだっけ?とりあえず元ネタプロレスラー。見た目も名前も適当な割に鬼のように強い三体。ダンガイオーボロ負け。


3.残り10分切った所で急に飛んできた新ロボット。名前は「Gダンガイオー」。どうも味方の司令官が密かに育てていたパイロット&作っていたロボットらしく。ていうかタイトルロボが終わり10分でようやく出てくるって何さ…?とりあえず強いGダンガイオーは敵ロボ軽くぶちのめして、主人公たちに「お前の役目は終わりだ」みたいなセリフを言って飛び去る。呆然とする主人公たち。


4.そのままラストのシーンへ移行。司令官が「これから本当の戦いが始まる」とかジャンプ打ち切りの一パターンとも呼べるセリフをのたまい、飛ぶGダンガイオーをバックにした司令官の静止画で終了。



こんな感じ。主人公が最後に出てきたシーンは呆然とGダンガイオーを見送るという何とも最終回にふさわしくない情けないシーン。AICアニメでロボットで仁美可愛ぇーとか思ったから、打ち切り作品とはいえ少々期待してました。例えるなら、4クールを3クールで打ち切られたウルトラマンネクサス。あれを2クールまで見終わった感じ。終わった感じがしないというか終わってるわけがないエンディング。常識覆されました。


伏線回収、一番肝心なことしてません。敵の正体はほとんど謎のまま…。最後に出てくる敵が一番微妙だったので、敵のイメージが益々困難になりました。


見たことない人は一度見ることをお勧めします。私の理解の範疇を遥かに超える前衛的なアニメでした。